住宅の屋根の種類をピックアップ!形と種類を選ぶ時の参考に

こんにちは 浜松・引佐の家づくり工務店、田中建設です!

 

私たちの暮らす静岡県西部はまさに風光明媚という言葉がぴったりなところ。海、山、川がすぐ近くにあって四季折々の風情を楽しめるのが暮らしやすさにつながっていると思います。一方で台風や大雨といった災害による被害を聞くことも増えましたね。

 

そこで今回は家を守る上で重要な役割になる屋根について、デザイン面にも触れながら特徴を確認してみたいと思います。

 

住宅の屋根の形は、調べてみると10種類近くあります。その中から田中建設の家づくりでも実績のあるものを3つピックアップしてみました。

 

早速具体的な解説と特徴をお伝えします。

田中建設の家づくり 実績のある屋根形状3つをピックアップ

① 切妻 見る角度によって三角に見え、本を開いたような形をしています。見た目の印象はシンプルな感じで、それが施工のしやすさにもつながります。軒がある家になるため、和テイストを好む方に向いています。

 

 

② 寄棟 四方に傾斜面がありそれが寄せ集まっている屋根です。施工方法は切妻屋根よりも複雑かつその分コストもかかりますが、面が多いことで風や雨が逃げやすいところが特徴です。

③ 片流れ 屋根面が一面だけで、斜めにかかった形のものです。デザイン性を高めたい方に人気で、間取りでは上部をロフト使いできる点が魅力でもあります。

 

そして、家のデザインにおいて屋根の形と関係が深いのが「軒」です。最近ではスッキリとかわいらしい印象にもなる四角い形の家をよく見ますね。私たちの間では「軒ゼロ」と呼んでいますが、実は窓周辺から雨が漏れやすいことを懸念しています。そうした理由から田中建設では軒ゼロのデザインはオススメせず、先にピックアップした屋根を採用して家づくりをしています。

実際に屋根の形はどうやって決まりますか?というご質問をいただくことがあります。

田中建設では、家の耐久性とデザイン性を設計士がトータルで考えて提案する中で屋根形状が決まってきます。

 

例えば浜北区で建築したT様は周囲に家が無いため深い軒のある切妻屋根にしたり、スタイリッシュな外観を希望されたお客様では、片流れ屋根で施工しつつも正面部分は面を垂直に立ち上げて一見、四角い家に見えるよう工夫したケースがあります。また、建築物に対して条例で「屋根形態は勾配屋根にすること」といった定めがありそれに従って形状が決まることもあるんです。(※奥浜名広域都市計画地区計画の変更(浜松市決定)建築物の形態又は意匠の制限 より)

 

いかがでしたでしょうか?お客様へは私たち作り手がこだわりを持って家づくりをしているポイントとして、屋根のことにも関心をもっていただけたら嬉しいです!